最近は「若者の車離れ」とよく言われていますが、「そもそも車いらなくね?」と感じる人は多いと思います。
僕は実際に2016年に車を買って2年で手放すことにしたので、その「車についての体験談」を記事にしました。
- 新社会人で車を買いたいと考えている人
- 車を買うべきか悩んでいる人
記事の結論ですが、「車を買うならレンタカーを借りた方がいい」といった感じです。
※特にカレコのカーシェアリングならさっと使えてさっと返せるのでおすすめです。
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20代が車を買って2年で手放すまでの体験談
車を買った理由
僕はもともと車に一切興味がありませんでした。
ドライブは酔うから好きじゃないし、車自体が好きということもありません。
なのに、なぜ買ったかというと、「仕事に必要」だったからです。
当時札幌の税務署で税務調査を担当していたこともあり、車がないと効率的に調査ができませんでした。
役所の車を通称官用車といいますが、なんと自分の車を持ってから1年が経たないと乗ることができないのです。
理由は「ぶつけられたら困るから」「事故を起こすと面倒だから」という、完全に保守的な上司の都合です(-_-)
「自分は一生税務署で働くんだろうな」と思っていたので、渋々ながら車を買うことにしました。
まあ、田舎に転勤になった時に車がないと不便だろう、と思っていたこともありますね。
「別に車が欲しいわけじゃないけど、必要なので買う」ことになりました。
中古車を高い値段で買ってしまった
車の買い方もろくに知らなかったので、とりあえず近くにあった中古車のガリバーで買うことにしました。
「別にそんなに欲しくない車を買うのに一生懸命調べるのもなんだかな」と思って、何も調べずに行ったのですがこれが一番良くなかったです笑
結果的に2005年(平成17年)の走行距離20,000kmの日産ティーダを80万円で購入することになりました。
ちなみにティーダとはこんな車です。いわゆるコンパクトカー。
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(引用:Wikipedia)
あと冬タイヤを買ったので、トータルで90万円ぐらいかかりました。
社会人3年目できつい出費でしたが、120万円ぐらい貯金があったのでニコニコ一括現金払い。
通帳が7桁から6桁になったのを見て流石に悲しくなりました…(T_T)
10年落ちの走行距離20,000kmの車で80万円は正直高いかなーという感じですが、何も調べずに買ったのでしょうがないですね。
無知とはとにかくお金がかかるものなのです。
買ったはいいけど乗らない生活
さて、ティーダを90万円で買ったわけですが、まあ車に乗らない生活でしたね。
そもそも家でパソコンいじってるし、誰かと一緒に出掛けるわけでもないし、乗る理由がありませんでした。
強いていうなら週1でスーパーに行ってたので、「たくさん買い物しても楽!」ぐらいでしょうか?
まあ、それはそれで画期的だと思ってたのですが、そもそもタクシー使えばいいだけの話ですからね(-_-)
あとは北海道のRISING SUN ROCK FESTIVALに友達と2人で行きました。楽しかったです!
ただ、買って1週間もしないうちに、お店の駐車場でバンパーをぶつけてしまい、めちゃめちゃ凹んでしまいました。
直すのもお金がかかるので、不格好ながら2年間放置。
せっかく高いお金を出して買ったのに凹んでしまって、気持ちもすっかり落ち込みました。
車を買って1年後に田舎に転勤。
「田舎では車がないとマジで生活ができないとはこのことか!」と強く実感。
薬局とかスーパーが歩いて25分とかの距離にあるんです。あまりにも遠い。
まあ、田舎に転勤になって役立ったという意味では買ってよかったのかもしれません。
90万円も出す意味はないですけどね。
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結局車を手放すことに。タダ同然で買いたたかれる
90万円で買ったとはいっても、乗れば乗るだけ1年あたりの単価は下がっていきます。
たとえば、5年乗れば単純に1年あたり18万円ですよね。
実際は車検とか保険とかでもう少し高くなるのですが、それは置いておきましょう。
しかし、僕は2018年7月をもって仕事を辞め、関東に行くことにしたため、結果として2年しか使いませんでした。
なんと1年あたり45万円…!
タクシー代が1日で3,000円かかるとして、150日ガッツリ乗らないと元が取れない計算ですね。
僕は週1,2でしか乗らないので、結果としてものすごく赤字になってしまいました(T_T)
さて、実際に中古車を売り飛ばさねばならないわけですが、査定をしてみたところ驚きの結果に。
- 買い取り業者A:0円(無償引き取り)
- 買い取り業者B:5,000円
- 解体業者C:△21,600円
タダ同然です!
元値が90万円なので、ここで「やられたー!」と思いました…(T_T)
「無知は高くつく」とはまさにこのことです。しっかり勉強しましょう…。
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20代は本当に車を買わない方がいい
僕は公務員なので給料はそこそこで家賃も安いため、同年代では比較的余裕のあるほうだと思いますが、それでも日々の生活費はカツカツでした。ほぼ赤字。
車の維持費用にかかったお金の分だけ、何かレジャーをしたり、買い物をしたりすればよかったのですが、そんなに使う機会もなく。
車の維持費用を計算してみた
参考までに車の維持費用がどれだけかかるかまとめてみました。
なんと1月あたり54,000円!!
1年だと65万円も車の維持費に消えている計算です…。
タクシー代が1日3,000円としたら1月あたり17日乗ってもお釣りが出るという…。
僕は月に4,5日しか車に乗っていないし、公共交通機関も使っているので大幅に無駄な出費をしていたことになりますね(T_T)
まあ、気軽に出かけられるというメリットはありますが、そこまでお金をかける意味はあるかなぁ…
「なんか生活きついな」と思ったら思いっきり車の維持費でしたね笑
車を買う前にはよく考えよう
何事もそうですが、お金を使う時にはちゃんと使う理由を考えないと無駄遣いになる可能性が高いです。
車は大きな買い物になりますし、ローンを組むならなおさらお金がかかります。
- タクシーやレンタカーで代用できるか
- 維持費以上に車に乗る理由があるか
- 月々の生活は辛くならないか
少なくともこれぐらいはよく考えて、あとは車を高く買わないためにしっかりと勉強することですね。
まあ、ガリバーが悪いというわけではないんですが、「高い車を買う必要はあるか?」とよく自問自答しましょう。
車を使わない生活を考える
そもそも都会だと車なんていらないですよね。地下鉄とか電車とかあるし。
では、車が必要なのは田舎だけ、ということになりますが、田舎に住むと不便だしお金もかかります。
特に20代の若い人が田舎に住むメリットってほとんどないと思うので、車を使わない生活=都会に住むことをまずは考えた方がいいのではないでしょうか。
車は「なんとなく」買うのではなくて、生活環境も含めて総合的に考えた結果、必要であれば買うようにしましょう。
車を買って失敗した20代の意見でした(T_T)笑
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「車を買って2年で手放すまで」まとめ
- 車を買うならよく調べてから買おう
- 買う前には維持費のことを計算しよう
- そもそも「車が必要かどうか」を考えよう
- 車を使わない生活のことも考えよう
なお、レンタカーを借りるなら、初期費用無料のカレコのカーシェアリングがおすすめです。
僕も車を手放してから引っ越しの時にレンタカーを利用したのですが、さっと使えて便利でした。車を買う前に、ぜひ一度利用してみてください。
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こんにちは初めまして。私は社会人4年目のものですが、去年まで車を所有してました。
私の場合は車が好きだということもありまして2台乗り継いでましたが、確かに生活はつらかったです。それで今までは車で会社から実家まで20キロを通ってましたが限界を感じ、去年の夏に会社近くで一人暮らしを開始、車は手放しました。結果的に金銭的には大きな損でしたが、生活にかなりの余裕ができました。一人暮らし開始後は維持費のかからない小型自動二輪(原付バイクとほぼ同じ維持費)を買いお金がかからないライフを満喫しています。駐輪場も年間5000円で税金も2200円です。
また月に10万は貯金できますし、10万といってもうちの5万は老後のための貯金に充てています。
私も休みの日はパソコンをいじる引きこもりの生活をしています(笑)
周りからは車買えよと言われることありますがみんな金持ちなんですね(笑)
長い分となりましたが車手放して正解でした。その分ほかの趣味とかにお金使えたり貯金できたりします。