公務員の今後は暗くないけど、明るくもない2つの理由【公務員を目指すべきか?】

公務員の今後は暗くないけど、明るくもない2つの理由

こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。

公務員の今後を知りたい人

公務員という仕事は今後どうなっていくんだろう?

安定しているという意見もあれば、今後待遇が悪くなっていくという意見も見る。

公務員になりたいけど、その選択は本当に正しいのだろうか?

こんな疑問に答えます。

結論を言うと、公務員の今後は暗くないものの、決して明るくもないです。

つまり、公務員という仕事は中途半端な立ち位置にあります。

なので、現在、公務員を目指している人は「公務員になった後の将来」についてよく考えてから、公務員を目指した方が良いです。

この記事では「公務員の今後」や「公務員の将来性」について、元公務員(税務職員)の僕がわかりやすく解説します。

僕はもともと税務署で5年ほど、国家公務員として働いていました。ただ、公務員の今後に疑問を感じ、辞めて今は都内のIT企業で働いています。

公務員の今後が気になる方の参考になれば幸いです。

公務員の今後は暗くないけど、明るくもない2つの理由

公務員の今後は暗くないけど、明るくもない2つの理由

「公務員の今後は暗い」とよく言われます。

その時によく一緒に登場するのが、以下の2つです。

  1. AIによって仕事が置き換えられる
  2. 人口減少で税収が減るので、給料が下がる

この2つは事実ですが、すぐに公務員の待遇が悪くなるわけではありません。

順に解説していきます。

AIによって仕事が置き換えられる

よく「AIが普及すると、公務員の仕事はなくなる」と言われます。

しかし、実際に公務員として仕事をしてみると、そんなすぐにAIが普及するという印象は受けませんでした。

理由としては、

  • 公務員の職場は全然IT化が進んでいない
  • AIの導入には多額のコストがかかるが、導入する予算がない

の2点です。

「AIによって公務員の仕事がなくなる」という状況はまだ遠い未来の話です。

人口減少で税収が減るので、給料が下がる

2020年現在では、日本の人口は1億を超えています。

ただし、2045年から2055年にかけて、日本の人口は1億を下回ります(参考:人口減少していく日本

そのため、「結果として税収が下がるので、公務員の給料は減る」という理屈です。

しかし、公務員の給料は法律で決まっているため、すぐにガクッと落ちるわけではありません。なので、短期的に見ると、さほど給料は下がらないかと思います。

一方で、国の力がなくなっていくと、公務員の給料を高く維持する必要がないので、徐々に下げられる可能性は十分にあります。

「下がることはあっても、上がることはない」といったイメージです。

AIの普及も人口減少も、もう少し先の話

「AIの普及」と「人口減少」と絡めて、公務員の待遇が悪くなる理由を語る記事が世の中には多くあります。

しかし、そう単純に公務員の待遇は悪くなりません。

一方で、公務員の待遇が今後良くなるかというと、決して良くはならないでしょう。

なので、公務員の今後は暗くないですが、決して明るくもないのです。公務員という立場は、じわじわと悪くなっていきます。

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公務員の今後は、短期・中期で見ると、そこまで悪くない

公務員の今後は、短期・中期で見ると、そこまで悪くない

公務員という職業は、何といっても「安定」が特徴です。

なので、急にガクッと待遇が悪くなることはありません。

実際、5年ほど公務員として働いてみて思いましたが、以下のような特徴があると感じました。

  • 公務員の世界は変化がゆっくり
  • 若い人の待遇はそれなりに良い
  • 年を取ると、そうでもない

公務員の世界は変化がゆっくり

実際に公務員として働くとわかるのですが、する仕事が本当に変わりません。

書類整理・窓口対応など、仕事がほぼすべてルーティンワークです。

立場が変われば仕事も増えますが、「どの役職がどの仕事をするのか」は本当に固定です。

ルーティンワークが好きで、指示待ち体質な人には良い職場だと思います。

一方で、自分で考えながら楽しく仕事がしたい人には苦痛で仕方ない職場です。

若い人の待遇はそれなりに良い

給料がそれなりに出る・家賃補助があるなど、20代の人にはそれなりに待遇が良いです。

例えば、給料の額の目安としては、以下となります。

  • 高卒・23歳:350万
  • 大卒・27歳:400万

※国家公務員(税務職員)の場合

実際に給与明細と源泉徴収票を見て確かめたので、確かな数字です。

東京の証券会社や保険会社、大手IT企業には敵いませんが、家賃補助も含めると、その辺りの中小企業よりは高い給料となっています。

20代の人の年収平均が250万~350万(中央値)なので、待遇としてはそれなりに良いですね。

実際、僕も公務員の時はそんなにお金に不自由することはありませんでした(欲がないだけかもしれませんが)。

年を取ると、待遇はそんなに良くない

若いうちはそれなりに待遇は良いのが公務員の特徴。

一方、40代・50代になってくると、激務になってくる割にそこまで給料は高くないです。600万~800万くらい。

20代のうちから副業をしていれば、年収200万~400万くらい上乗せすることは可能なので、魅力的ではない職業となります。

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ただし、公務員という職業は長期的に見ると決しておすすめできない

ただし、公務員という職業は長期的に見ると決しておすすめできない

公務員という職業は、短期・中期的に見ると、そこまで悪い職業ではありません。

実際、20代前半なら、それなりに待遇が良く生活も安定するので、正直おすすめです。

一方、20代後半~30代になってくると、同世代に比べてスキルや年収で負けてくるケースが多くなります。

また、長期的に見ると、以下の2つの理由で公務員はおすすめできない職業となります。

  • 仕事がつまらない上、スキルが身につかない
  • 年功序列社会であり、ストレスが多い

仕事がつまらない上、スキルが身につかない

公務員の仕事は本当につまらないです。

決められた書類を作るだけ・報告資料を作るだけの、ただの事務仕事が多いです。

公務員の仕事は「決められたことを決められたとおりにするだけ」なので、何の工夫もいりません。頭も使いません。

また、公務員の仕事はスキルが身につかないため、「潰しが利かない」のが大きすぎるデメリットです。

例えば、民間企業であれば30代でも転職可能ですが、公務員から民間企業に転職するのは相当ハードになります。

目先の安定のために、自由を売っているのが公務員という職業の特徴です。

年功序列社会であり、ストレスが多い

公務員の社会は、完全に年功序列社会です。

年功序列ということは、つまり若い人ほど理不尽な目に合うため、ストレスを受けやすいということです。

僕が公務員の時も、若い人でかなりのし上がっている人がいましたが、相当なストレスを受けているように見えました。

社内政治も多いですし、働きながら「一体公務員は何と戦っているんだ…」と思っていました。

病んでうつ病になったり、休職したりといったケースも多いので、長く働いてメリットのある職場ではありません。

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今後のことを考えるのであれば、公務員以外の選択肢を取るべき

今後のことを考えるのであれば、公務員以外の選択肢を取るべき

「公務員の将来は決して明るくないので、今からなるのはおすすめしません」というのが最終的な結論です。

5年・10年前だったらまた状況が違いましたが、今となってはおすすめできる要素が少ないです。

2018年1月から、政府が副業を解禁しました。

政府が副業を解禁したということは、つまり、「自分の面倒は自分で見てください」と発表したのと同じことです。

公務員は副業も禁止されているので、実質的に国に面倒を見てもらっている職業となります。

公務員の今後を心配する人ほど、公務員という選択肢を取ることは辞めた方が良いでしょう。

もし仮に公務員になっても、「公務員のままだとまずい…」と気づいてやめることになります。

その結果、公務員になる時間・公務員として働く時間が無駄になるだけです。

安定が欲しいなら、スキルを身につけ自分の力で稼ぐこと

公務員という職業に期待するものは何ですか?

  • 将来の安定
  • 高い給料
  • 社会的地位
  • やりがい(正直、ないです)

考えてみればいろいろなものが浮かびますが、このどれもが公務員以外でも手に入るものばかりです。

公務員試験に使う労力や時間を、自分のスキルを高めることに使えば、より本質的な安定や価値が手に入ります。

ぜひ「公務員にならないといけない」という思考を一旦止めて、「別の職業で望むことを実現できないか?」と考えてみてください。

僕は公務員から民間企業に転職しましたが、「もっと早く転職しておくべきだった…」と今でも後悔しています。

もし、あなたがまだ公務員でないのなら、民間企業で働きながら、自分の力で自分を守る方に思考を変えるのがおすすめです。

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