国家公務員(税務職員)を退職するときの流れと体験談【意外と簡単に辞められました】

国家公務員(税務職員)を退職するときの流れと体験談|意外と簡単に辞められました

こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。

もともと税務署で国家公務員(税務職員)として5年ほど働いていましたが、今は公務員を辞めて東京のIT企業で働いています。

公務員として働いている方の中には、「公務員を辞めたいけど、辞める時の手続きや雰囲気がわからないから、退職する決心がつかない…」という方も多いのではないでしょうか。

実際、僕も辞める時は不安でしたが、いざ退職するとなると意外とあっさり辞められました。特に嫌味を言われることもありませんでした。

ただ、公務員を辞めることはとても勇気のいることだと思います。

そこで、この記事では、国家公務員を辞めるときの流れについて、実際の体験談をもとにわかりやすくまとめてみました。

「公務員を辞めたいけど、辞めるときのイメージが湧かない…」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。

公務員を退職するときの流れ

公務員を退職するときの流れ

公務員を退職するときの流れは、以下のとおりです。

  1. 直属の上司に退職の意思を伝える
  2. 退職する時期を交渉する
  3. 退職届を書いて提出する
  4. 退職時の書類をいろいろ書いて提出する
  5. 有給を消化する
  6. 退職

ポイントとしては、次の3つです。

  • 退職の意思の伝え方と時期
  • 退職する時期の交渉
  • 仕事の引継ぎ

順に解説していきます。

退職の意思の伝え方と時期

公務員を辞めるときに大事なのは、「退職したい」という意思を伝えることです。

公務員は雇われているのではなく、国や地方の任命を受けている立場なので、アルバイトや民間企業のように「行ってないから実質辞めました」ということはできません。

そのため、しっかり「公務員を辞めます」と伝えることが大事です。

退職の意思は直属の上司に言えばOK

辞めるときは、まずは直属の上司に退職の意思を伝えましょう。

伝える際は、面談の機会を設けてもらって、1対1で直接伝えるのが良いです。

「なぜ辞めたいのか」「辞めてからどうするのか」など、いろいろ聞かれると思いますが、止められることはあまりありません。素直に「辞めます」と言ってOKです。

直属の上司に伝えると、そこから組織の長(所長・署長など)に連絡が行きます。

そして、正式な「退職届」を提出し、退職の最初の手続きは完了です。その後もいろいろ提出する書類はありますが、そこまで複雑なものではありません。

退職する時期の交渉

公務員を辞めるのであれば、退職の時期は年度の初めや、キリの良い時期に交渉されることが多いです。

仕事の引継ぎもありますし、退職するのであれば早めに上に伝えるようにしましょう。

目安としては、退職希望の日の最低2ヶ月前くらいがベターです。

※規則上は10日前とかでもOKらしいですが、バタバタするので、早め早めに伝えましょう。

仕事の引継ぎ

自分が辞めた後の仕事は、当然他の人がすることになります。

なので、仕事の引継ぎは丁寧に行いましょう。

「退職の意思は早めに伝えた方が良い」というのは、引継ぎに十分な時間を作るという意味もあります。

適当に引き継ぐと退職した後に連絡が来る可能性もあるので、大事なことは紙やデータに残すなど、自分がめんどくさくない形で進めると良いです。

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公務員を退職した時の体験談

ここからは、実際に僕が退職した時の体験談を書いてみます。

「退職する時ってどんな雰囲気なんだろう?」と気になっている方の参考になるかと思います。

一応、前提というか、部署や人間関係などを簡単に書いておきます。

  • 伝えた時期は3月(異動の時期は7月)
  • 部署は、税務署の総務課(事務官)
  • 上司は課長と係長
  • 人間関係は良好
  • 仕事はさほど忙しくない

①退職の意思を伝えた時

自分
課長、仕事の進め方で相談があるのですが、少しお時間をいただけますか?
課長
ん、わかったよ。

※ここで別室に移動

お時間いただきありがとうございます。

実は大事なお話がありまして。この職場を辞めたいと考えているんです。

課長
マジか! またどうして…

※理由を説明

課長
なるほど…。まあ、君のことなら考えがあるんだろうから、止めはしないよ。

じゃ、署長に伝えてくるから。あとの手続きはまた伝えるね。

この後、署長(職場のトップ)と話しまして、退職することが正式に決まりました。

「別に止められる理由はないだろう」と思っていましたが、本当に止められなかったです。「辞めてどうするの?」とかも聞かれませんでした。

これは普段の接し方もあると思うのですが、もしいろいろ聞かれても淡々と「辞めます」と伝えればOKです。

②退職時期の交渉

意外とあっさり退職することが決まったわけですが、退職時期の交渉は思いどおりには行きませんでした。

というのも、想定したスケジュールから思いのほか早まることになったからです。

  • 退職希望時期:9月半ば
  • 実際の退職時期:7月10日
    (税務署の異動日が7月10日であるため)

当時の部署は、自分と係長の2名なので、「自分が休むと係長の仕事が増えるな…」と思っていました。係長もいい人だったので、仕事で迷惑をかけたくなかったんですね。

なので、異動日の7月10日までは仕事をして、そこから有給消化、退職という流れを想定していました。

しかし、組織の都合上、異動日の7月10日に辞めなくてはならず、意外と早く辞めることになってしまいました。

正直、辞める日が早まったのは痛かったです。

もし辞める場合は、「組織にとってキリのいい日」に調整される可能性があることを考えておいてください。

③1か月半ほどの有給消化期間

こうして7月10日に退職することが決まりました。

有給が35日くらい残っていたので、5月の半ばから有給を消化して、1か月半ほどの長期休暇を手に入れることができました。

職場によっては「有休の消化は認められない」と言われることもありますが、有給休暇は権利です。

もし、認められないと言われても、普通に体調不良とか言いながら休めば良いです。

有給消化中は好きなことをしても良いですが、できれば辞めた後の仕事を探したり、スキルを身につけたりといった準備をした方が良いでしょう(後ほど説明します)。

④退職の日

退職の日は、普通に職場に行って、事例をもらいます。

内容はよく覚えていませんが、「辞職を承認する」とかそんな感じだったと思います。

その日をもって、公務員ではなくなります。お疲れさまでした。

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公務員を退職するときの注意点と準備しておくべきこと

公務員を退職するときの注意点と準備しておくべきこと

ここからは、実際に公務員を退職してみて感じた「公務員を退職するときの注意点」「公務員を退職するにあたって準備しておくべきこと」をまとめます。

  • 辞めた後のお金の計算と、貯金をする
  • 民間企業をよく分析する
  • 次につながるスキルを身につける

辞めた後のお金の計算と、貯金をする

公務員を退職するにあたっては、事前にお金の計算をしておきましょう。

  • しばらくの生活費は大丈夫か
  • 住民税は払えるか

特にこの2点が重要です。

「公務員を辞めたら生活ができなくなった」では笑えないので、日頃の支出は把握しておきましょう。

公務員宿舎に出ている場合、退去しなくてはならないので、引っ越しの費用も必要になるかもしれません。

また、給料からは毎月住民税が引かれていますが、公務員を辞めると自分で払う必要があります。

数万円~十数万円くらいがかかってくるので、住民税で破産することのないよう、よく貯金しておきましょう。

民間企業をよく分析する

公務員を退職したあとは、民間の会社で働くことが多いと思います。

なので、「公務員を辞めたあと、どのような仕事をするのか」はよく考えておく必要があります。

実際、辞めてみるとわかりますが、公務員として働いていると、思った以上に世の中の仕事に無知なことがわかります。

公務員を辞める前に、「どのような民間企業があるのか」を分析し、転職に備えておきましょう。

公務員のうちから、リクルートエージェントマイナビエージェントのような転職エージェントに登録して求人票を眺めるのもおすすめです。

次につながるスキルを身につける

少しイヤなことをいいますが、公務員はスキルがなくても働ける仕事だと思っています。

しかし、公務員以外の職場では、何かしらのスキルがないと働けません。

なので、公務員を辞める前に、次につながるスキルを身につけておく必要があります。

そもそも「何の仕事をしたいか」が決まっていないとスキルの身につけようがないのですが、プログラミングやマーケティングなど、気になったものを勉強してから転職先を決めるのもありだと思います。

自分の経験をもとに書いた記事を2つ置いておきますので、参考にしてみてください。

公務員からの転職する時の手順と失敗させないためのコツ

【失敗しない】公務員からの転職方法を元公務員が解説【後悔もしませんでした】

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公務員を退職するのに、何も気にする必要などない

公務員を退職するのに、何も気にする必要なんてない

公務員を退職するにあたっての流れと体験談、準備しておくべきことを解説してきました。

実際、公務員を辞めてみて思うのは、「意外と周りは気にしないし、公務員を辞めるくらい大したことない」ということです。

退職する上で考えるべきことは多いですが、「公務員を辞める」と決めたら、そこからは自分のしたいようにするだけです。

ただ、勢いで退職すると大変なこともあるので、最低限の準備はしておいた方が良いのは確かです。

ぜひ公務員という立場に縛られることなく、好きな人生を生きてみてください。

公務員を退職する時の参考記事
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