こんにちは、元税務職員の氷犬(@icedog_410)です。
「公務員に向いてないから辞めたい」「公務員は思ったより辛いから辞めたいな」と思ったことはないでしょうか。
「公務員は安定している」なんて言われることがありますが、実際その安定が良い安定なのかどうかは疑わしいところです。
実際、上司からパワハラされたり、仕事がつまらなかったりというのはよくあることですし、公務員を辞めたいと思うのは不思議ではありません。
そこで、この記事では公務員を辞めたいと思っている人向けに、公務員を辞めたいと思ったら辞めるべき理由と辞める時の手順について紹介します。
公務員から脱却して、少しでも人生をポジティブな方向に進めるための参考になれば幸いです。
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公務員を辞めたい・向いてないと感じるよくある理由とストレス

公務員を辞めたいと感じるには、それなりの理由があります。
ここでは、元公務員の人に聞いたストレスや、僕自身が公務員だった時に感じたストレスを中心に「公務員を辞めたいと感じた理由」をまとめてみました。
- 仕事ができない・きつい
- 想像以上に暇
- 職場の人間関係が辛い
- 仕事に将来性がない
当てはまるものはありますか?
順に見ていきましょう。
①仕事ができない・きつい
高卒や大卒の、いわゆる新卒で公務員になると意外と「仕事ができなくて辛いな」と感じることがありますよね。
ただ、それは社会人になりたての人であればよくある話です。
少なからず仕事は辛いこともありますが、それは環境も大きな要因です。仕事の大変さは同じでも、環境を変えることでよくなることもあります。
②仕事が想像以上に暇
公務員の仕事は暇です。
特に若いうちは単純作業が振られることも多く、終わりの見えない仕事にモチベーションが上がらないこともよくあります。
例えば、こんな仕事です。
- 書類の整理
- 書類をひたすらコピー
- 段ボール運び
- 庁舎内の掃除
- 雪かき(雪国ならよくあること)
これは実際に僕がしていた仕事なのですが、「こんな楽な仕事で給料が発生するんだ」と思いました。
もちろん、雑用からも学びがあるものの、効率化しにくい仕事をこなし続けるのは暇で辛いですよね。
③職場の人間関係が辛い
公務員の職場は人間関係が悪いのも辛いですよね。
パワハラやセクハラもありますし、困っている人を助けたりする人も少ないので、自分でなんとかしなきゃいけないのが辛いところです。
個人的に公務員が辛い理由のNo.1は、人間関係だと思っています。
より詳しく書いた記事を書いていますので、共感した方はぜひ読んでください。
④仕事に将来性がない
公務員の仕事は、公務員だけのものです。
もちろん、給料や待遇も安定しているし、ずっと公務員でいるなら問題はないのですが、ときには「別の仕事をしてみたい」という気持ちが芽生えることもあるでしょう。
ただし、40代・50代まで公務員でいると、良い条件での転職はほぼ不可能です。辞めるのであれば、なるべく早いうちに辞めてキャリアチェンジすべきですよ。
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公務員を辞めたいという考えは甘いのか
公務員を辞めたいという気持ちがある一方で、同じ職場の公務員の人や家族に「公務員を辞めるなんて考えが甘い」といわれ、心配になることもあるかもしれません。
結論から言うと、公務員を辞めたいという考えは全然甘くありません。
結局、「公務員を辞めるのは甘い」という人は、現状維持にこだわり、起きる可能性の低い失敗に怯えているだけなのです。
向いてないと思う仕事を続けることの方がリスク
公務員を辞めるのにはそれなりにリスクもありますが、より個人の力が強まっていく時代に、公務員でい続けることの方がリスクは高いです。
これは僕自身が公務員だった時に感じたことですが、公務員は出る杭を叩くようにして組織づくりをしていくことが多かった印象です。
しかし、人は自分が向いていると感じた仕事をしないと、そこで成長が止まってしまいます。
公務員として働き続けることで自分の個性が消えていくなら、いっそ公務員は辞めて、民間企業でその個性や実力を伸ばしていく方が、自分のためにも社会のためにもなります。
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公務員を辞めてしまうのはもったいないのか
せっかく手に入れた公務員という安定した立場を捨てるのに抵抗がある方も多いでしょう。
むしろ、公務員として働き続けることで、あなたの中にある実力や可能性を潰してしまうことの方がよほどもったいないです。
公務員というキャリアは、公務員に最適化されていくだけのキャリアである
公務員の中には、40代・50代になっても、若手や20代と変わらないような仕事をしている人もいます。
例えば、大量の書類の山を整理していく・窓口対応といった仕事です。
もちろん、長年働く中で得た知見で結果が変わることもあるかもしれませんが、それは公務員の仕事に最適化されているだけで、決して市場価値が高いわけではないでしょう。
僕も実際に公務員として働く中で、隣の席に座っている50代の方が僕と同じ仕事をしているのを見て、30年後の未来を見たような気になりました。その人には申し訳ないですが、それで将来性はないことを悟りました。
せっかく働くなら、自分の身になる仕事をするべき
気を悪くする人がいたら申し訳ないですが、公務員の仕事は「世間の人の雑用を代わりにすること」だと思っています。
別に「公務員として安定した立場で淡々と働きたい」という人を否定するわけではありません。
しかし、「他にしてみたい仕事がある」「自分は公務員に向いてない」という気持ちを押し殺してませ、公務員であり続ける必要はありません。
せっかく働くのであれば、自分がストレスなく働ける仕事・自分の身になる仕事・市場価値が上がる仕事に時間を使うのがベストです。
もし、少しでも「公務員を辞めたいな」と感じたら、行動するのは一番若い今しかないでしょう。
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公務員を辞めたいなら辞めて、別の道に進むのがおすすめ

「公務員を辞めたい」と思う一方で、「公務員を辞めたらどうなるんだろう…」という不安もあるかと思います。
周りの人の反応も普通です。「あ、辞めたんだ」くらいの反応でした。
むしろ、公務員を辞めてから興味が持てる仕事に就けたおかげで、仕事のストレスも減りましたし、何なら公務員の時より年収も上がりました。
公務員を辞めることで見えてくることもたくさんあるので、そこまで不安にならなくても大丈夫です。
ただ、勢いで公務員を辞めるのはリスクがあるので、しっかり準備してから辞めるようにしましょう。
公務員を辞めるための準備とは- 客観的に話を聞いてくれる人に相談すること
- 自分の市場価値を確かめること
客観的に話を聞いてくれる人に相談すること
まずは自分ひとりで抱え込まずに、客観的に話を聞いてくれる人に相談してみましょう。
家族や友人に相談しても良いのですが、自分のことを考えてくれる分、「公務員を辞めるのはもったいないよ」という自分の意に反したアドバイスになってしまう可能性があります。
そこで、おすすめしたいサービスがそうだんドットミーです。

そうだんドットミーは、名前を明かさずにオンラインでキャリアアドバイザーに転職相談ができるサービスです。
相談を受けるためには10,000円前後かかってしまうのですが、人生を前向きにする投資として、経験豊富な先輩に相談してみるのがおすすめですよ。
転職エージェントに相談するのもアリ
もし、公務員からの転職を考えているのであれば、リクルートエージェントのような転職エージェントに相談するのもアリです。
転職エージェントは転職をサポートするプロなので、「公務員を辞めて転職したい」という相談を親身になって受けてくれます。
僕も公務員を辞めるにあたって、転職エージェントに相談したこともあります。とても良くしていただいたので、個人的にも強く転職エージェントをおすすめしたいです。
公務員からの転職におすすめなエージェント- リクルートエージェント|転職成功実績No.1の転職エージェント:大手の転職エージェント。僕もリクルートエージェント経由で転職しました。
- ワークポート|IT・Web業界に強い転職エージェント:IT/Webに特化した転職エージェント。大手では扱わない求人も。
- 転職エージェントのマイナビエージェント|人材紹介・転職サイト:こちらも大手。リクルートと一緒に登録しておいて、使いやすい方を使うのが良いかなと思います。
※完全無料で使えるので、悩む前に登録して話を聞いてみるのがおすすめです。
どうせ生きるなら、前向きな人生を
ここまで、公務員を辞めたいと思っているあなたに向けて、「公務員を辞めたいなら、辞めるのがおすすめ」ということを書いてきました。
僕も元公務員なので、「公務員を辞めたい」という気持ちや、「辞めたらどうなるんだろう」という不安はよくわかります。
やらない後悔よりやる後悔といいますが、本当にそうで、もしあの時公務員を辞めていなかったら、未だに将来の不安と戦っていたと思います。
自分ひとりで抱え込むとなかなか行動できなくなるので、まずは信頼できそうな人に自分の気持ちを聞いてもらってはどうでしょうか。
せっかくの人生です。自分が前向きになれる人生にしていきましょう。
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